2015年8月8日(金)
「少人数2nd中級スポーティライドチャレンジコース」に参加してきました。
このコースは、インストラクター1人につき受講生は最大8人までという少人数制。
ガッツリ走り込みたい人や、インストラクターに質問しまくりたい人におすすめの内容です。
今年の夏は、定員いっぱいになることはあまりないようで、今回の参加者はなんと4人。
……やっぱり、この真夏にバイクに乗るのは、ちょっとした変態だけなのかもしれません(笑)。
オリエンテーション
初参加の方はいないので、事務連絡を軽く済ませます。
レッスン構成
ウォーミングアップ
バイクは今回もおなじみの CB400SF。
ガレージに行くと、手前にポツンと置かれていた「21号車」が、今日の相棒です。
今日の課題は「バンク角を深くする」。
……なんですが、インストラクターさんが
「これ、どういうこと?」
前回の経緯を話すと、少し考え込んだあとで
「なるほど、わかりました」と一応は受け止めてくれた様子。
今回は参加者が4人だけ。
そのおかげで、ウォーミングアップ前にインストラクターさんが
一人ひとりの目標をじっくり聞いてくれる時間がありました。
ウォーミングアップ走行
まずは、いつもの車両チェック。
前回はフロントブレーキの効きがイマイチだったけど、今日は悪くない感じ。
ただ、リアブレーキは踏むたびに、ずっとABSみたいなキックバックがある。
効き自体は問題ないし、「まあ、これでいっか」と走ることに。
小回りターン
今回の受講生の中に、「小さくUターンを練習したい」という方がいました。
そのリクエストに応えて、普段はキッズバイク用として使っている教習コースへ移動。
そこで小さなターンの練習がスタートします。
私はというと、3速ギヤのままスピードを落とさない走りを意識して練習。
S字コース
教習コースでの練習が終わったあとは、S字コースへ移動してさらに走り込み。
私は、「バンク角を深くするにはどうすればいいんだ?」と考えながら走ります。
ブレーキング
今回のブレーキングは目標制動のみ。
参加者4人で2コースを使うため、まるでハムスターのようにくるくるとノンストップで走り込みます。
ブレーキの効きは十分!
ですが、戻しがスムーズじゃない…ブレーキの緩め方にまだ課題があります。
普段は走り込みが足りないと感じることが多いですが、今日は大満足の内容でした。
ターン
ここからが本題、バンク角を深くする挑戦です。
……正直、まだよくわかりません(笑)。
インストラクターさんが話してくれたのは、
「バンク角が浅いと言われるのは、フルバンクのところであともう少し使えていない部分があるんじゃないか」ということ。
タイヤの接地面でいうと、あと5mmほど外側を使うイメージ。
「そこを使うって言ってたんじゃないかな?」と。
「どうやって練習する?」と聞くと、
「ターンの後半はひとまず置いといて、フルバンクのところをあと数ミリ外側を使う感じで」とのこと。
言われた通りに試してみると……怖かったぁ〜!
バイクが外側に逃げていく感覚があって、ヒヤヒヤでした。
それでもインストラクターさんは「OK!OK!」と。
その後はしばらくグルグルと反復練習。
参加者4人なので、順番待ちもなくて快適です。
単純にバンク角を増やすと、バイクが外側に逃げるような感じがして怖いんですよね。
そこで気づきました。腕に力が入りすぎて、ハンドルを無意識に押さえていたんです。
バンク角が深くなる怖さは、バイクが外に逃げる感覚からきていました。
そこで腕の力を抜き、ハンドルを抑えないように意識すると、もっとスムーズに旋回し、
フロントタイヤがしっかり押し返してくる感覚がつかめました。
この感覚がつかめると、不思議と怖さも和らぎました。
午前中のレッスンはいい感じで終了。
インストラクターさんが「旋回スピード上がりましたね」と声をかけてくれて、
「午後からはオフセットで左右を確認してみましょう」と。
「お、間違ってなかった!」とホッとしつつ、午前の部はここで終了です。
お昼休み
「HONDA Racing Gallery」の1階展示が変わったと聞いて、さっそく行ってみました。






パイロンスラローム
午後からは、いつもの直線パイロンスラロームとオフセットスラローム、
そして8の字が1箇所。
パート練習がOKとのことなので、
私は、オフセットメインで走ります。
オフセットスラローム
早速、午前中の感覚を試してみたのですが、リズムが掴めず全然うまく走れません。
左右の走り方が明らかに違うと、自分でも感じていましたし、
インストラクターさんにも同じことを指摘されました。
まずは、確実にバイクの上に乗って、ゆっくりと一つひとつ丁寧に走ることから始めます。
たくさん走れるのはいいけど、その分一本一本が雑になりがち。これはちょっとマズいですね。
8の字走行でしっかり回り込む練習をしたいのですが、ここでもなかなかうまくいきません。
オフセットと8の字を行ったり来たりしているうちに、あっという間に時間切れとなりました。
コーススラローム
本日の総仕上げです。
コースは、普段のスポーティーよりちょっと性格が悪い、小回り多めのバージョン。
これまでの悩みは一旦忘れて、何も意識せずに楽しむことにしました。
コースはクネクネしてますが、嫌いじゃない!
これは楽しい!
あっという間に、最後の休憩タイム。
休憩中も楽しんでいると、インストラクターさんがスッと後ろに入ってきました。
走行後に「左右のクセもなくていいじゃないですか!」と一言。
「いやぁ~、もう今日は考えるのやめました。楽しんで走ってます!」と答えると、
「後ろからもそれはよくわかりますよ!」と返ってきました。
その後も楽しく走っていると、受講生の一人が、
「後ろを走ってもいいですか?」と。
「えっ!?そんなに追いかけられるほど速くないですよ」と返しましたが、
走行ラインを見たかったらしいです。
ペース的にはほぼ同じで、ターンは私の方が少し速いものの、アクセルで追いつかれます。
やっぱり、400ccと1100ccの違いかな?
残りあと2本くらい。私も疲れてきたので、あまり気合いを入れず脱力して走ったら、
あれ?後ろが離れた?
さすがにお疲れかな?
そんな感じで、楽しく終了しました。
まとめ
このブログを書きながら思ったんですが、
結局、最近の課題ってずっと同じだったんじゃないかと思います。
ターンの後半でもたついたり、失速しすぎたり、いろいろ課題があったと思っていましたが、
実はまだ旋回力を十分に引き出せていなくて、タイヤの一番曲がるところを使えていなかったんですよね。
そのポイントのひとつがバンク角で、バンク角を増やしても無駄な力でバイクを抑え込んでしまうと、結局うまく曲がれません。
とはいえ、ターンの後半にぐるっと回り込む感覚は掴めたので、
あとはそれを安定してできるようにするのが、今後の課題だと感じています。
そういえば思い出したのですが、3rdを初めて受けたとき、ニケツでターンをしてもらったことがありました。
あのときの、タイヤが地面に刺さったようにぐるっと回り込む感覚に、少し近づけた気がします。
