“次の次”が見えたらターンがつながった!雨の発見レッスン51

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2015年5月24日(土)

今日は「2nd中級スポーティライドチャレンジコース」に参加してきました。

午後からは雨の予報。
こんな日は、いつも以上に丁寧な操作を意識する機会になります。

今回のテーマも、引き続き「ターンで失速しない!」。
前回は「ターンの後半まで、イン側を意識すること」をテーマに走りました。

でもよく考えると、これってつまり――
「ターンを最後まで仕上げきれていなかった」ということなんですよね。

オリエンテーション

今回のオリエンテーション会場は6号室。
5・6号室の連結ではなく「6号室だけ」ということは――今回は少人数のようです。

インストラクターは、久しぶりに若手の方がメイン担当。
サブには超ベテランのインストラクターさんがついていました。
ただ、そのベテランさんは午前中の先導のみで、午後からは離脱とのこと。

参加者は全員で8人。
もともとの申込者数も12人だったそうで、やはり最近は申込みが減っているように感じます。

そういえば、私が通い始めた頃によく見かけていた常連さんたちを、最近この2ndクラスではほとんど見かけません。
聞くところによると、どうやら浜松の方に通っているとのこと。

レッスン構成はいつも通り

ウォーミングアップ

ウォーミングアップの前には、恒例の全体体操からスタート。
この体操、インストラクターによって内容がけっこう変わるんです。

今回はベテランインストラクターさんが担当。
時間をかけたじっくり系のストレッチが中心。
年齢とともに体も少しずつ固くなってきているので、こういうストレッチ系はありがたいですね。

ストレッチの最中、1stクラスのメンバーが降りてきました。
最近は1stクラスの参加者が多いようで、この人たちが2ndに上がってくると、また賑やかになりそうです。

バイクは、いつものCB400SF。
今日はリヤタイヤが新しい22号車です。

空気圧をチェックして、バイクを先頭に並べて準備完了。
まだ雨の気配はありません。

外周コースをゆったりと走って、まずはバイクの状態を確認。
続いてS字コースに入って、体をほぐしていきます。

次は、片手でS字へ。
今では難なくこなせるようになりました。
いやぁ、自分でも思いますが、ほんとに成長したもんです。

そしてもう一段階上へ。
今度は右手を離して片手運転。
4速ギアのアイドリングでゆったり流します。

これ、意外と難しい。
右手を離すと、右ターンがやりにくいんですね。
いつもの片手運転は左手を離していたので、逆方向に違和感が出てきます。

おそらく、無意識にハンドルを引っ張ってるんだと思います。
あるいは、体のひねりが足りないのか…それとも単に腕が短いのか(笑)

ブレーキング

目標制動

まずは、10km/h ↔ 40km/hの連続制動で、体とブレーキ・タイヤをしっかり温めます。

エンジン音でスピード感をつかんだら、もうメーターは見ません。
目線を手前に落とすとバイクがふらつくので、とにかく前を見る。これ大事!

今日はエクスプローラジーンズじゃないせいか、ニーグリップが全然効かない…。
もうツルッツル滑って、まともにホールドできません。

でもこのメニューで、ブレーキもタイヤもいい感じに熱が入りました。

次はパイロン横で止まる目標制動
スピード設定は50km/hと60km/h。

これももちろん――メーターは見ません!

ターン

さぁ、ここからが本番です!

どうも今まではブレーキで突っ込みすぎてしまったので、今回はブレーキ開始を少し手前にして、ブレーキもやや弱めに調整して侵入。
目線も意識して、しっかり立ち上がりを作っていきます。

……ん? 何かが変わった?

ターン後半のふらつきが消えてる。
ということは、これで正解なんでしょうか?。

今日は参加者が8人と少ないので、左右のターンが走り放題!
こんな日は滅多にありません。これはもう、走り込むしかないでしょう。

しばらくすると、ポツリ…ポツリ…と雨が落ちてきました。

路面がうっすら濡れたところで、午前のレッスンは終了です。

パイロンスラローム

午後からは、雨のレッスン
上下レインウェアに着替えて、気持ちを切り替えます。

レッスン開始直前、隣のサーキットではちょうどレースがスタート!
轟音を響かせながら、マシンがホームストレートを駆け下りていきます。

その様子を見ていたインストラクターさんが一言。

メイン
メイン

「私たちも負けずに、走りましょう!」

午後の課題は、直線スラローム×2、オフセットスラローム、そして8の字。
直線パイロンはピッチ6mと5m、オフセットは前半7.5m、後半はさらに短めの設定です。

今回は、パート練習してもOKとのことだったので――

とりあえず全コースを2周回って、まずは8の字コースへ向かいます。

8の字

目線、目線…」と心の中で繰り返しながら、スタート。

雨なので、まずは慎重にブレーキをかけてからターンに入ります。
ターンの入り口で、次のパイロンに目線を送る。
バイクの向きが変わるまでは――我慢。

そして、向きが変わったら一気に加速!

バイクはふらつかず、安定して旋回。

……いい感じ。

オフセットスラローム

パイロンは、黄色のライン上にズラリ。
通過するたびに、ズルッ……と軽く滑る感触。

わたし
わたし

いや〜、ほんとイヤらしい場所に置いてあるなぁ

今回は、ターン後半のもたつきを解消するため、オフセットスラロームを重点的にパート練習。

目線を早めに送ると、たしかに動きのもたつきは減ってきます。
ただ、「分かってきた」感覚と、実際の理解がまだ結びつかない感じ。

とりあえず繰り返し走り込み。
毎回、目線の送り方を少しずつ変えて、挙動の違いを確かめていきます。

10本近く走った頃。
少し疲れてきて、ぼんやりと遠くのパイロンを見ながら、なんとなく走ってみたんです。

見ていたのは、数本先のパイロン。

すると――不思議とリズムがいい。

わたし
わたし

「おっ?なんか、気持ちいいぞ?」

とくに後半のピッチが狭い区間では、切り返しがが明らかに速くなってる。

これまで、ターンの直前に「次のパイロン」を意識していたけれど、
このときは「次の次」まで見てたんです。

そのせいか、ターンが前半と後半で途切れず、一連の流れで繋がってる感覚がありました。
今までにない感覚です。

左右のパイロンを同時に捉えるような視界になるので、頭の向きは一定方向に固定されたような状態。

……これ、あのインストラクターさんの頭の動きに似てる気がする。

いつも「なんであんな独特な向きなんだろう?」って思ってたけど、
もしかすると、こういう感覚で走ってたのかもしれません。

そろそろ、あと5分くらいで終わりかな……
そろそろ離脱しようか、なんて思い始めたとき――

インストラクターさんが、スーッと後ろにつきました。

メイン
メイン

「いつもよりスムーズですね。
さっきの8の字も見てたんですけど、後半も安定していましたよ」

わたし
わたし

目線を色々試してました。
いい感じを掴みかけてきた気がします

メイン
メイン

おー、さすが!

わたし
わたし

いやぁ〜、けっこう課金してますから。
これくらいは、そろそろできないと(笑)

コーススラローム

午後の締めは、土砂降りの中でのコーススラローム

レイアウトは基本ベース。
ただ、待機エリア前の高速侵入ポイントは、スピードが出ないように直角ターンに変更されていました。

これよりひどい雨のレッスンも経験してるし…と思って走り出したんですが、やっぱり体がビビってます!

特に、S字を抜けたあと、バイクを傾けたまま加速するゾーンでは、アクセルが全然開けられない。
傾けながらのブレーキも、ぜんぜん使えてない。

そんな感じで2本走ったところで、インストラクターさん登場。
今回は私が先頭なので、早速後ろに付かれます。

わたし
わたし

いや、まだ全然走れてないんですけど……

メイン
メイン

大丈夫ですよ(^^)

わたし
わたし

じゃあ、後ろでお願いします


走行後――

メイン
メイン

ちょっと前乗りですね。

わたし
わたし

雨でビビってます……。
次、意識します!

アドバイスを受けて、後ろ寄り・内側を意識してみると、
アクセルも開けられるし、ブレーキも掛けられる。
だいぶいい感じで走れるようになって、無事に終了!

終了後、タイヤを見ていて気になったこと。

フロントタイヤは全面しっかり濡れてるのに、
リヤタイヤの端っこ5mmほどが乾いてるんです。

他の参加者のタイヤを見ると、リヤも全面しっかり濡れてる。
……てことは、まだ倒せる余地があるってこと?

でも、インストラクターさんのバイクも、リヤは端まで濡れてない……?
これは、なにが違うんだろ?

まとめ

やっぱり雨だと体に力が入っちゃいますね。
気づけば前乗りになってることも多かったので、乗り始めは意識して後ろに乗るようにしようと思います。

今回は、目線のコツがちょっと見えてきたのが大きな収穫。
特に、ターン中に「次のパイロン」だけじゃなくて「次の次」まで目を送ると、リズムよく走れる感じがつかめました。

しばらくは、目線中心のお稽古を続けてみようっと。

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