バイクレッスンも4年目に突入しました。
50歳を過ぎても成長中と実感しています。
まだまだ人に教えるほどの技術はありませんが、
これまでの経験や気づきを少しずつ書き留めていこうと思います。
何度かに分けて、連載形式でお届けできればと考えています。
第一回目「ウォーミングアップの重要性」
第二回目「ニーグリップの意識」
初期のニーグリップ
一体感
ニーグリップは、教習所でも基本として教えられる技術ですが、
バイクに乗り始めたばかりの頃は特に「バイクとの一体感」を得るために欠かせません。
初心者の頃は、どうしてもハンドルにしがみついてしまいがちです。
しかし、これがバイクの自然な動きを妨げる原因になります。
大切なのは、常にニーグリップを意識し、
バイクと一体になる感覚を身につけることです。
ハンドルで無理に操作しようとせず、体の中心を意識しながらバイクに任せる。
この感覚を持つことで、バイクの動きを邪魔せず、
よりスムーズなライディングが可能になります。
誰が言ったかはわかりませんが、バイクはまさに「鉄馬」です。
実際に馬に乗ったことがなくても、
馬にまたがりゆっくりと走るイメージはできるでしょう。
その時、手綱を強く引っ張ることはまず考えないはずです。
むしろ、馬の動きを邪魔せず、馬と一体感を持って走ることを意識するでしょう。
変わってきたニーグリップの捉え方
ニーグリップがしっかりとできるようになると、腕の力が抜ける感覚が得られます。
すると、体のちょっとしたアクションに対して
バイクが敏感に反応してくれることに気づくと思います。
次は、バイクとの一体感を保ちつつ、
さらに積極的にバイクにアプローチしていく段階です。
体を使ったライディングへ
レッスンを重ねる中で、
次第にバイクを体全体でコントロールする感覚を掴んできました。
それに伴い、ニーグリップはただバイクを「保持する」だけのものではなく、
バイクに自分の力や意図を伝えるための重要な手段へと変わっていきました。
加速するときは、前寄りのポジション、ブレーキのときは後ろより、
ターンするときはターンの内側へと、体を動かし、
その力をバイクへ伝達するバイクの保持方法に変化するはずです。
そして、体の動きで、力をタンクやステップから伝え、
積極的にバイクの運動性能補引き出でるように、
ニーグリップのあり方が変わってくるはずです。