ライディングスクールでは学べないことがある!?
ライディングスクールは、バイクの基本操作や安全な走行技術を学ぶのに最適な場所ですが、実は習得しにくい技術もあります。
特に、市街地走行やワインディングを想定した実践的なスキルの中には、カリキュラムに含まれないものがあり、ライダー自身で練習する必要があります。
以下では、特に学びにくいスキルについて詳しく解説します。
シフトチェンジの実践スキル
STECの「初級タウンライドチャレンジコース」では、シフト操作の基本が学べますが、
- 素早いシフトアップ
- シフトショックを抑えたシフトダウン
といった実践的な技術は学ぶ機会がほとんどありません。
また、STECの「コーススラローム」でもシフト操作は重視されていません。
実践的なシフト操作を習得するには?
- 制動練習の際、加速時にシフトアップの練習を取り入れる。
- ワインディングや市街地で、実際の走行シーンを意識してギアチェンジを行う。
※2023年5月の「3drテクニカルライド」では、シフト操作を活用した加速・減速が含まれていました。
大きいターンの練習機会が少ない
STECでは主にパイロンを使った小回りの練習が中心となるため、
- ワインディングのような大きなターン
- 高速コーナリング
といった走行シーンの練習がほとんどありません。
大きなターンを練習するには?
- ワインディングを実際に走行し、ライン取りを意識する。
- バイクのリーン角や視線の使い方を意識して走行する。
坂道発進や坂道でのターン
ライディングスクールはサーキットや教習所など、基本的にフラットな場所で開催されるため、
- 坂道発進
- 坂道Uターン
- 下り坂での減速・ブレーキング
といったシチュエーションの練習ができません。
坂道でのスキルを習得するには?
・実際に坂道を探し、発進・停止・ターンの練習を行う。 ・特に下り坂では、フロントブレーキとリアブレーキのバランスを意識して減速する。
坂道発進は、実際のツーリングや駐車場で必要になるシーンが多く、身につけておくべき重要なスキルです。
まとめ
ライディングスクールで学べることは多いですが、
- シフト操作の応用
- 大きいターンの走行技術
- 坂道発進・坂道ターン
といった、実際のツーリングや街乗りで役立つスキルは、自己練習が必要です。
安全にバイクを楽しむために、スクールでの基礎に加え、実践的な走行経験を積むことが大切です。
