カーブ前のフロントブレーキの掛け方
ここから先は、STECでの経験から私が感じた話になります。
雑誌やネット等に載ってる、
ライディングの理論とは多々違うところがあるかと思います。
低速で回るときは、フロントブレーキで回りやすくする
フロントブレーキをちょんと触って立ちごけ!って経験ありませんか?
オフセットスラロームや、ランダムに置かれれたパイロンスラロームを回る時って、
エンストしちゃうんじゃないかと思うくらい低速になるんですが、
その瞬間が立ちごけするときに似てると思うのは、私だけ?
イメージ的には、パイロンを回り込み初めくらいまで、
フロントブレーキで前のめりを保ったま引きずってやると、
バイクがどんどん巻き込んでくる感じがするんです。
ブレーキも一気に離すのではなく、バンクに合わせてスッとに緩めていく感じです。
感覚的な表現をすると、
フロントブレーキで前のめりのままで方向が変わり始めたら、ブレーキを離す。
と同時にアクセルを開ながらフロントサスを伸ばしていく感じですかね?
違う例えをするなら、
ターンの頂点がくぼみで、
そのくぼみの底で脚を縮めて、脚を伸ばしながら抜けていくような。
スキーの表現に近くなってしまった…。
小さいターンは、リヤブレーキを引きずるだけでも、小さく回れますが、
フロントブレーキも使うともっと回れると感じてます。
STEC4回目の最後の20分で得た感覚でした。
高速コーナーは、ブレーキを離してバイクを寝かせる
コーナーリング速度が高い場合は、フロントブレーキを引きずっていくと、
バイクは寝てくれません。
また、コーナリング中にフロントブレーキを掛けると、
バイクは起き上がろうとします。
コーナリング速度が高いシーンでは、
手前でしっかり減速を終わらせないと曲がってくれません。
峠道を走ると、たまに経験するのではないでしょうか?
STEC4回目のときの、ターンのレッスンですが、
手前の大きいカーブはしっかり減速を終わらせてから入らないと、
奥の小さいターンに入れないのです。
そしてもう一つ、
奥のターンにあわせて、手前のカーブの途中からブレーキを開始するのですが、
ブレーキと同時に、バイクが起き上がろうとするので、
目測を謝ると、奥もパイロンに一直線に行ってしまいます。
実際に走った時は、
最初のトライでは手前で減速しすぎて、
再度加速してから奥のパイロンを回ってしまいました。
繰り返して走っているうちに、
手前の大きなカーブは、アクセルオフだけで回り初めて、
ブレーキを掛けながら、バイクを起こし、
体も逆方向へ入れ替えていく感じで回ってました。
実は、どちらも同じ?
これを書く前は、
2種類のフロントブレーキの使い方と曲げ方があると思ってたのですが、
書いていくうちに、同じことじゃない?って思ってしまいました。
・低速で曲がるときにフロントブレーキを引きずるのは、
バイクの勢いが少ないので、
フロントタイヤを地面に押し付ける力を、増やして
曲がる力を助けている。
・高速で曲がる時は、手前のブレーキングでフロントタイヤは
地面にしっかり押し付けられて、
スピードを落とす仕事に専念しているから、
ブレーキを早めにリリースして、曲がるお仕事をさせてあげる。
私は、こんな感覚を持ちました。
あまり、細かく砕いて活字にしちゃうと、頭でっかちになってしまいそうなので、
これ以上、書くのはやめますが、
実際はこうだ!と決めずに、バイクを倒すスピードや、方向が変わる時間などそのシーンに合わせた
その時々の、臨機応変な対応が一番重要なんですけどね。
以上、「バイクを曲げるための、フロントブレーキ」のお話でした。