2015年6月21日(土)
今回も「2nd中級スポーティライドチャレンジコース」に参加してきました。
……で、梅雨はどこ行ったの?ってくらいの快晴!
おかげで、バイク日和の一日になりました。
今回のテーマも、引き続き「ターンで失速しない!」。
前回は「ふたつ先のターンを見る」っていう意識を持つことで、走行ラインがだんだん見えてくる感覚がつかめました。
今回は、それをもっと身体にしみ込ませていこうと思ってます!
オリエンテーション
オリエンテーションが始まる前の時点で、すでに気温は27℃。
今日は、なかなか暑いお稽古になりそうです。
今回のインストラクターは、前々回にサブを担当されていた方。
サブにはベテランのインストラクターさん。
いつも見かけてたんですが、レッスンは初めてかも。
参加者は全部で18人。なかなかの盛況です。
レッスン構成
ウォーミングアップ
今日は暑くなる予報だったので、ライディングパンツはアディダスのジャージ。
上は冷感インナーシャツ一枚という超軽装スタイルです。
この上にプロテクターを付けて走ります。
バイクはいつものCB400SF。
今日は、パッと目に止まった24号車にしました。
タイヤは溝もまだあって、比較的新しい感じ。
サーキットを走ったあとなのか、いい感じに皮むきされていい感じです。
空気圧をチェックして、バイクを並べて準備完了。
レッスン前には、かなりマニアックな講義がありました。
ここで内容を全部書くのは大変なので割愛しますが、
自分が普段から意識している乗り方と、大きなズレはなかったです。
ただ、内容的にはかなり深くて、ある程度通い詰めてる人じゃないと理解が難しかったかも。
そのあと、いつものように外周コースをゆっくり流してバイクの調子をチェック。
続けてS字コースへ入り、体をしっかり動かしていきます。
ブレーキング
今回のブレーキ練習は「目標制動」のみ。
コースを3周したら、すぐに休憩です。
この暑さなので、こまめな休憩は本当に大事。
無理せず、体も頭もリセットしながら進めていきます。
ターン
ターンの練習の前に、少しだけ座学タイムがありました。
今回は、かなり“有料級”の深い話が多め。
ここでも、話を聞きながら「うんうん、それで合ってる」と、答え合わせ。
今までの自分の考えが間違っていなかったことを再確認できました。
実技は、いつものようにパイロンを180度ターンして戻ってくる練習です。
気温が高いおかげで、タイヤのグリップはバッチリ。
車体を倒したままブレーキをかけるのも、まったく怖くありません。
少しオーバースピード気味でも、しっかり減速できる安心感がありました。

パイロンスラローム
コースレイアウトはいつも通り、
直線パイロンスラロームに、オフセットスラローム、
そしてランダムスラロームと8の字も加わります。
今回は、ランダムスラロームの出口にちょっとした“難所”が登場。
4m間隔のタイトなオフセットスラロームがありました。
この設定、スポーティークラスとしてもかなり狭め。
さあ、今回のメンバーで何人が通過できるかな?
オフセットスラローム
今回も「2個先のターンを見る」ことを意識!
かなり慣れてきて、少しずつ感覚がつかめてきました。
この視線の使い方を意識することで、自然とパイロンの裏側につけるようになり、
次のターンにも大きく入れるラインが取れるようになってきたのを実感してきました。
外から見ると、おそらく頭の向きがずっと一定方向に固定されているように見えるはず。
右ターンのときは視線が2つ先なので、真左を向いているし、
左ターンのときは逆に、真右を見ている感じ。
ちょっと不思議な見た目かもしれないけど、乗ってる側はすごくスムーズ!
ランダムスラローム
ここでも「2つ先のターンを見る」が効いてきます。
急に間隔が狭くなる区間でも、ひとつ前のターンを“次に向けて処理する”感覚で走れるので、
詰まってターンできない…
なんてことがだいぶ減ってきました。
出口にある難関、4m間隔のオフセットスラロームも、危なげなくクリア!
やっぱり、「2つ先を見る」は正解ですね。
8の字
なぜか左ターンがうまくいかない……。
インストラクターさんの一言は「腰が向いてないですね」。
何度か走ってみても、なかなか改善せず。
そこでインストラクターさんにニケツしてもらい、
腰をひねるタイミングを実際に体感してみると――あれ?ニケツだと普通にできる。
でも、いざひとりで走ると、またうまくいかない。
試しに、ブレーキをあまり使わず、スムーズに回ることだけを意識してみたら、
今度はちゃんとできた!
……と思ったところで、インストラクターさんの「ブレーキ強く!」の声。
そこでまたリズムが崩れてしまい、
思わず「…あ〜、あかん」とつぶやく。
するとインストラクターさん、
「いや、走れてるんです。ほんのちょっとのことなので、そんなに気にしなくても大丈夫ですよ」と、やさしく声をかけてくれました。
コーススラローム
今回はなんと、いつもとまったく違うレイアウトのコース。
前日に教習所の先生向け講習があったそうで、
「せっかくだからそのまま使っちゃおう」的な感じらしいです。
まずは全員でカルガモ走行しながらコースの下見。
スタート地点もいつもと違って新鮮。
いつものコースより、ちょっと高速寄りかも?
……っていうか、転倒した痕がけっこう多くない?(ちょっとドキドキ)
本走行では、順番を入れ替えて4番手に。
前半はなかなかリズムが掴めず、のんびりめの走行。
ふと気づくと、いつの間にかインストラクターさんが後ろについていて、
「またあとでつきますね」と声をかけてくれました。
何回か走ってペースが上がってきたころ、
やっぱり気になるのは回り込むターンの後半。
どうしても少し「待ち時間」ができてしまうんです。
最後の休憩のあと、再度インストラクターさんに後ろについてもらってチェック。
やはりS字の出口での“待ち”を指摘されました。
「この“待ち時間”がなくなれば、もっとスムーズに走れるよ」とのこと。
ただ、悪いってわけじゃなくて、伸びしろとしてのアドバイス。
特に、回り込むターンの出口をもっと自然にスムーズに走りたい。
そのためにも、次はここをしっかり意識して走ってみたいと思います。
レッスン後
レッスン後、インストラクターさんに「回り込むターンの後半」について聞いてみました。
返ってきたのは──
「言葉でいうと、ボトムスピードが速いですね」ってアドバイス。
ボトムスピードが速いと、バイクが曲がらない。
曲がらないから、向きが変わるまで“待ち時間”ができてしまう。
つまり、「もっとスピードを落としていい」ってことでした。
なるほど、出口で失速してたわけじゃなくて、
そもそも“ちゃんと減速できてなかったから”向きが変わらなかった、ってことなのかもしれません。
思い返せば、オフセットスラロームで「2つ先のターンを見る」ことを意識したとき、
確かにバイクの向きがしっかり変わって、すごく走りやすくなったんですよね。
でも、あのときって“速く走ってる”感じはあまりしなかった。
スピードを上げすぎずに、しっかり向きを変えていく。
それが結果としてリズムもよく、全体としてスムーズに見える走りになっていたのかも。
……それが、今回の一番の気づきだったのかもしれません。
