「数週間ぶりにモンスターを引っ張り出したら、クラッチがカクカクする…」
自分だけかと思ったら、湿式クラッチのバイクならどれでも起こりうる話だった。
これ、初めて体験したとき正直焦りました。エンジンはかかってるのに、なんかクラッチの感触がいつもと違う。半クラがほぼ無くなって、発進がギクシャク。信号待ちのたびにドキドキ。
でも原因がわかると、対処はめちゃくちゃ簡単でした。
なぜしばらく乗らないとクラッチがおかしくなるのか
DUCATIのモンスターをはじめとする多くのバイクは「湿式クラッチ」を採用しています。エンジンオイルがクラッチプレートを常に潤しながら動作する仕組みで、これがあのなめらかなつながりを生んでいます。
ところが数週間〜数ヶ月バイクを放置すると…
クラッチプレートに付いていたオイルが重力で流れ落ち、プレート同士が乾いた状態で密着します。そのままエンジンをかけても、オイルが戻るまでの間は「滑り」が少ない=ダイレクトにガツンとつながる状態に。
これが発進時のギクシャク&ジャダー(細かい振動)の正体です。故障でもなんでもなく、ただのオイル不足。だから対処も簡単。
乗る前の5分でできる「オイル回し」の方法
「アイドリングしてれば治るんじゃないの?」と思いがちですが、アイドリングだけだとクラッチ内部にオイルが十分に行き渡りません。こういうときの自分のルーティンはこれです。
- エンジン始動後、すぐに走り出さない(ここが大事)
- 水温が少し上がってきたら、3,000〜4,000rpmで軽く空ぶかし2〜3回
- クラッチレバーをゆっくり握る&離すを5〜6回繰り返す
- これだけ。あとは走り出してOK
クリアクラッチカバーのバイクをYouTubeで見たことないですか?アイドリング中は見えなかったオイルが、空ぶかしした瞬間にふわっと回って垂れてくるやつ。あのオイルをクラッチ内部に行き渡らせるイメージです。
走り出すときに意識すること
オイル回しをやっても、最初の数百メートルはまだ馴染んでいないことがあります。こんな意識で走り出すと安心です。
- 「今日のクラッチはいつもよりダイレクトにつながるかも」と頭に入れておく
- 最初の信号2〜3回は低回転&丁寧な半クラを意識する
- 数百メートル走れば自然とフィーリングが戻ってくる
久しぶりのバイクって、乗り手側も緊張してますよね。バイクとお互いに「よろしく」って挨拶する時間だと思えば、この5分も悪くないです。
まとめ
- 慣れればルーティン化できるので、怖くない
- 湿式クラッチは放置するとオイルが落ちてギクシャクしやすくなる
- 対策は始動後の「空ぶかし+クラッチ握り繰り返し」だけでOK
- 最初の数百メートルは低回転・丁寧な発進を意識する

