2015年4月29日(火)
「2nd中級スポーティライドチャレンジコース」に参加してきました。
今回のテーマは、
「ターンで失速しない!」です。
最近ずっと気になってるのが、ターンに入ってからの“もたつき感”。
侵入まではいいんだけど、そこからが長い。
いわゆる“ボトムスピードが落ちたまま粘っちゃう問題”ですね。
この“無駄な低速時間”を少しでも減らせれば、走り全体がグッと引き締まる気がするんです。
オリエンテーション
いつものようにオリエンテーションから。
インストラクターさんは、前々回のインストラクターさんがメインで、
サブについたインストラクターさんもお久しぶりの方。
レッスン構成はいつも通り
ウォーミングアップ
バイクはいつも通り、頼れるCB400SF。
そろそろCB1100RSにも手を出してみようかと思ってるんですが、
もう少しこのSFで地力をつけておきたいところ。
空気圧をササッとチェックして、バイクを並べて準備完了。
朝イチの空気、ちょっと冷んやりしてて気持ちいい。
長袖のインナー1枚追加して正解!
外周コースをゆったりと走って、今日の自分とバイクを合わせていきます。
そこからS字コースに入って、体もじんわりとほぐしモードへ。
3速ギヤで流しつつ、体を大きく動かしていく感じが気持ちいい。
久々にゆったりとした、落ち着いたウォーミングアップになりました。
ブレーキング & ターン
目標制動
今回のスピード設定は、50km/hと70km/h。
これ、スピードを気にすると、うまくできないパターンね。
ただね……この時期は田んぼ作業シーズン。
連日の農作業で、右腕がパンパン!
ブレーキレバーの感触がなんか変。
もう「効いてるのか俺の指!?」ってくらいの違和感(笑)
そしてなぜか……
インストラクターさんが立ってない場所ではキッチリ止まれるのに、
いざ隣に立たれると失敗するこの謎現象。
なぁーぜなぁーぜ?(笑)
ターン
さぁ、ここからは本気モード。
「ボトムスピードは一瞬で通過!」を今日の合言葉にして集中!
前回、ひとつ大きな気づきがあったんです。
どうやら自分、ハンドルを無意識に押さえ込んでたらしい。
つまり……バイクはもっと切れ込もうとしてたのに、
わたし自身がセルフステアを殺してたってこと。
ってことは?
体の位置、まだちょっと外側に残ってたってこと。
今日は特に、ターン後半でもちゃんとイン側を意識して、
バイクの自然な動きに体を合わせることをテーマに、練習スタート!
突っ込みすぎてたかも?
今日の走りで、もうひとつ発見があった。
ブレーキをガツンと当ててから、ジワ~っと緩めつつターンに入る……
このいつもの流れで、最初の数回はお約束のオーバーラン(笑)
でも、ある時ちょっとした操作ミスで、
思った以上にブレーキを緩めすぎてしまった。
……そしたら、あれ?バイクがスッとよく倒れて、
びっくりするくらい旋回した!
「え、こんなに曲がるの!?」って。
で、そのままスルッと綺麗に一周。
ひょっとして……
ブレーキの残しすぎが、かえってバイクの自由を奪ってた?
もっとリリースしてあげたほうが、バイクが素直に前に進んでくれる感覚がある。
なんか、止めようとしすぎてたのかもなー。
それをやめたら、自然にくるりと回る。
これが正解か?
反復練習、そして“聖域”へ??
左右のターンをひたすら反復。
やっぱり、ブレーキの残しを少なめにしたほうが、全体的にスムーズ!
ターン中盤でのフラつきが無くなって、立ち上がりのラインも毎回安定してきた。
ちょっと調子に乗って、パイロンを肘でスリスリ。
毎回同じ感触で擦れてるのが気持ちいい(笑)
そんなタイミングで、インストラクターさんが後ろにピタッと追走。
事前に書いておいた「ボトムスピードを短くしたい」って目標を見てくれてるので、ひと言アドバイスをくれた。

「ターンはもうほぼできてるんです。あとは…ここからは“聖域”なんですけど、目線をもっと先送りするとさらに良くなりますよ」

……え、今なんて言った?
聖域?
聞き間違いかと思ったけど、たしかにそう聞こえた。
インストラクターさん、聖域って言ったよね?
なんか「効き間違え」みたいな単語ってあるかな?(笑)
でもそれくらい、今の俺のテーマは、もう“奥の世界”に入ってるってことか。
いや、ここのインストラクターさんたちは褒め上手。
真に受けてはいけません!!
お昼休み
今日は天気も最高なので、サーキットの外周をのんびり散歩。
そしてやっぱり、飽きもせず「Honda RACING Gallery」へ(笑)
でも今日は違うんですよ。
一眼レフ、ちゃんと持ってきた!
パイロンスラローム
今回の構成は、
直線スラローム×2、オフセット×2、8の字付き。
オフセットスラロームは距離違いで2パターン。
これはいい練習になる!
いつものように、直線スラロームは3速で流して体力温存。
勝負はオフセット。
午前中のターン練習を思い出して、しっかりバイクを動かして走り込む。
そして毎周、ちょっと寄り道。
8の字にフラッと立ち寄って、自分の動きを再確認。
8の字
前回、調子を崩してた8の字。
でも今回は違う。まったくふらつかない。
それどころか——
パイロンを肘で擦るほどの近さで走れるし、
ターンの途中でハンドルから軽く手を離せるくらい、バイクが安定してる。
…なにこれ、めっちゃイイ感触。
でも、なぜこうなったのか自分でもわからない(笑)。
唯一、大きく変えたのはひとつだけ。
「ターン後半まで、イン側をしっかり意識する!」
この意識だけで、ここまで違う?
身体がちゃんと動けてると、理屈より先に結果が出る。
コーススラローム
いよいよ仕上げ、コーススラローム。
……とはいえ、実は最近、前半のS字コースがどうもわからなくて。
ラインが安定しない。走り方のイメージも掴めない。
なのでまずは下見走行して、1本目は丁寧に、
「後半のイン側と目線」をしっかり意識して走る。
すると……
最近にはないくらい、ラインが安定している感覚が戻ってきた!
少しずつペースを上げていく中で、ふと気づいたことがある。
待機場の前に、左ターンで奥が狭くなるカーブがよくある。
ここを、手前の短い直線からアクセルをパーシャルにしながら車体を傾けて、飛び込む動きが自然にできるようになっていた。
そして、最後の休憩前に、インストラクターさんが後ろにつく。
「さて、今回はどんなアドバイスが来るか…」と構えていたら——
突然のひとこと。

ジオン軍!

……え??
と思ったら、グローブが「クシタニ×STRICT-G」コラボの、
MS-06シャア専用ザクモデルだった(笑)
そこからサブのインストラクターさんも合流して、まさかのガンダムトークへ突入。
そのまま休憩タイムへ(笑)
休憩に向かっている途中に、アドバイスをいただく。

頭の動きがもっとあるといい。ブレーキ時に“イン側後方へ引く”感じです。
休憩後はこのアドバイスを意識して再チャレンジ。
すると——
一度だけ、S字ターンでフロントタイヤが地面に刺さるような感覚があり、グリグリとバイクが回ってくる感じがした。
この感覚……思い出した!
初めて3rdを受けたときに、今回のインストラクターさんとニケツした時の、あの“グルリ感”に似ている!
そんな手応えを最後に残して、本日のレッスン終了!
いやー、気づきの多い一日でした。
まとめ
今回、意識して変えたのは
「ターンの後半まで、イン側を意識すること」。
たったこれだけ——のつもりだったんですが、
想像以上に、何かが大きく変わり始めた気がします。
まだ頭の中では整理しきれていないものの、
最近いろんなインストラクターさんと話して得たキーワードが、
少しずつ一本の線でつながってきたような感覚があります。
- 「後輪だけを意識する」
- 「フロントタイヤを転がす」
- 「バイクが自分中心に外側から回ってくる」
バラバラだった表現や感覚が、
ようやく“自分の言葉”として結びつき始めた——そんな一日。
でした。