曲がるって、こういうことか!?『鈴鹿サーキット交通教育センター』#50

この記事は約7分で読めます。
広告

2015年4月29日(火)

「2nd中級スポーティライドチャレンジコース」に参加してきました。

今回のテーマは、
「ターンで失速しない!」です。

最近ずっと気になってるのが、ターンに入ってからの“もたつき感”

侵入まではいいんだけど、そこからが長い。
いわゆる“ボトムスピードが落ちたまま粘っちゃう問題”ですね。

この“無駄な低速時間”を少しでも減らせれば、走り全体がグッと引き締まる気がするんです。

オリエンテーション

いつものようにオリエンテーションから。

インストラクターさんは、前々回のインストラクターさんがメインで、
サブについたインストラクターさんもお久しぶりの方。

レッスン構成はいつも通り

ウォーミングアップ

バイクはいつも通り、頼れるCB400SF。
そろそろCB1100RSにも手を出してみようかと思ってるんですが、
もう少しこのSFで地力をつけておきたいところ。

空気圧をササッとチェックして、バイクを並べて準備完了。
朝イチの空気、ちょっと冷んやりしてて気持ちいい。
長袖のインナー1枚追加して正解!

外周コースをゆったりと走って、今日の自分とバイクを合わせていきます。
そこからS字コースに入って、体もじんわりとほぐしモードへ。

3速ギヤで流しつつ、体を大きく動かしていく感じが気持ちいい。
久々にゆったりとした、落ち着いたウォーミングアップになりました。

ブレーキング & ターン

目標制動

今回のスピード設定は、50km/hと70km/h。
これ、スピードを気にすると、うまくできないパターンね。

ただね……この時期は田んぼ作業シーズン。
連日の農作業で、右腕がパンパン!
ブレーキレバーの感触がなんか変。
もう「効いてるのか俺の指!?」ってくらいの違和感(笑)

そしてなぜか……
インストラクターさんが立ってない場所ではキッチリ止まれるのに、
いざ隣に立たれると失敗するこの謎現象。

なぁーぜなぁーぜ?(笑)

ターン

さぁ、ここからは本気モード。
「ボトムスピードは一瞬で通過!」を今日の合言葉にして集中!

前回、ひとつ大きな気づきがあったんです。
どうやら自分、ハンドルを無意識に押さえ込んでたらしい。
つまり……バイクはもっと切れ込もうとしてたのに、
わたし自身がセルフステアを殺してたってこと。

ってことは?
体の位置、まだちょっと外側に残ってたってこと。

今日は特に、ターン後半でもちゃんとイン側を意識して、
バイクの自然な動きに体を合わせることをテーマに、練習スタート!

突っ込みすぎてたかも?

今日の走りで、もうひとつ発見があった。
ブレーキをガツンと当ててから、ジワ~っと緩めつつターンに入る……
このいつもの流れで、最初の数回はお約束のオーバーラン(笑)

でも、ある時ちょっとした操作ミスで、
思った以上にブレーキを緩めすぎてしまった。

……そしたら、あれ?バイクがスッとよく倒れて、
びっくりするくらい旋回した!

「え、こんなに曲がるの!?」って。
で、そのままスルッと綺麗に一周。

ひょっとして……
ブレーキの残しすぎが、かえってバイクの自由を奪ってた?
もっとリリースしてあげたほうが、バイクが素直に前に進んでくれる感覚がある。

なんか、止めようとしすぎてたのかもなー。
それをやめたら、自然にくるりと回る。

これが正解か?

反復練習、そして“聖域”へ??

左右のターンをひたすら反復。
やっぱり、ブレーキの残しを少なめにしたほうが、全体的にスムーズ!
ターン中盤でのフラつきが無くなって、立ち上がりのラインも毎回安定してきた。

ちょっと調子に乗って、パイロンを肘でスリスリ。
毎回同じ感触で擦れてるのが気持ちいい(笑)

そんなタイミングで、インストラクターさんが後ろにピタッと追走。
事前に書いておいた「ボトムスピードを短くしたい」って目標を見てくれてるので、ひと言アドバイスをくれた。

メイン
メイン

「ターンはもうほぼできてるんです。あとは…ここからは“聖域”なんですけど、目線をもっと先送りするとさらに良くなりますよ」

わたし
わたし

……え、今なんて言った?
聖域?

聞き間違いかと思ったけど、たしかにそう聞こえた。
インストラクターさん、聖域って言ったよね?

なんか「効き間違え」みたいな単語ってあるかな?(笑)
でもそれくらい、今の俺のテーマは、もう“奥の世界”に入ってるってことか。

いや、ここのインストラクターさんたちは褒め上手。
真に受けてはいけません!!

お昼休み

今日は天気も最高なので、サーキットの外周をのんびり散歩。
そしてやっぱり、飽きもせず「Honda RACING Gallery」へ(笑)

でも今日は違うんですよ。
一眼レフ、ちゃんと持ってきた!

パイロンスラローム

今回の構成は、
直線スラローム×2、オフセット×2、8の字付き
オフセットスラロームは距離違いで2パターン。
これはいい練習になる!

いつものように、直線スラロームは3速で流して体力温存。
勝負はオフセット。
午前中のターン練習を思い出して、しっかりバイクを動かして走り込む。

そして毎周、ちょっと寄り道。
8の字にフラッと立ち寄って、自分の動きを再確認。

8の字

前回、調子を崩してた8の字
でも今回は違う。まったくふらつかない。

それどころか——
パイロンを肘で擦るほどの近さで走れるし、
ターンの途中でハンドルから軽く手を離せるくらい、バイクが安定してる。

…なにこれ、めっちゃイイ感触。
でも、なぜこうなったのか自分でもわからない(笑)

唯一、大きく変えたのはひとつだけ。
「ターン後半まで、イン側をしっかり意識する!」
この意識だけで、ここまで違う?

身体がちゃんと動けてると、理屈より先に結果が出る。

コーススラローム

いよいよ仕上げ、コーススラローム

……とはいえ、実は最近、前半のS字コースがどうもわからなくて。
ラインが安定しない。走り方のイメージも掴めない。

なのでまずは下見走行して、1本目は丁寧に、
「後半のイン側と目線」をしっかり意識して走る。

すると……
最近にはないくらい、ラインが安定している感覚が戻ってきた!

少しずつペースを上げていく中で、ふと気づいたことがある。

待機場の前に、左ターンで奥が狭くなるカーブがよくある。
ここを、手前の短い直線からアクセルをパーシャルにしながら車体を傾けて、飛び込む動きが自然にできるようになっていた。

そして、最後の休憩前に、インストラクターさんが後ろにつく。

「さて、今回はどんなアドバイスが来るか…」と構えていたら——
突然のひとこと。

メイン
メイン

ジオン軍!

わたし
わたし

……え??

と思ったら、グローブが「クシタニ×STRICT-G」コラボの、
MS-06シャア専用ザクモデルだった(笑)

そこからサブのインストラクターさんも合流して、まさかのガンダムトークへ突入。
そのまま休憩タイムへ(笑)

休憩に向かっている途中に、アドバイスをいただく。

メイン
メイン

頭の動きがもっとあるといい。ブレーキ時に“イン側後方へ引く”感じです。

休憩後はこのアドバイスを意識して再チャレンジ。

すると——
一度だけ、S字ターンでフロントタイヤが地面に刺さるような感覚があり、グリグリとバイクが回ってくる感じがした。

この感覚……思い出した!
初めて3rdを受けたときに、今回のインストラクターさんとニケツした時の、あの“グルリ感”に似ている!

そんな手応えを最後に残して、本日のレッスン終了!
いやー、気づきの多い一日でした。

まとめ

今回、意識して変えたのは
「ターンの後半まで、イン側を意識すること」。

たったこれだけ——のつもりだったんですが、
想像以上に、何かが大きく変わり始めた気がします。

まだ頭の中では整理しきれていないものの、
最近いろんなインストラクターさんと話して得たキーワードが、
少しずつ一本の線でつながってきたような感覚があります。

  • 後輪だけを意識する
  • フロントタイヤを転がす
  • バイクが自分中心に外側から回ってくる

バラバラだった表現や感覚が、
ようやく“自分の言葉”として結びつき始めた——そんな一日。
でした。

タイトルとURLをコピーしました