正直に言うと、
「上達した」という感覚より先に戻ってきたのは、余裕でした。
速く走れるようになった、とか
怖くなくなった、というよりも
「あ、いま落ち着いてるな」と気づく瞬間が増えた。
今回は、その“余裕”が戻ったことで変わったことを振り返ってみます。
視野が、明らかに広くなった
以前は、
コーナーに入ると視界が一気に狭くなっていました。
・路面ばかり見ている
・次の操作のことしか考えられない
・「失敗しないか」が頭を占領する
余裕がなかったんですね。
ところが最近は、
- 進入前に全体のラインが見える
- コーナー途中でも次の展開を考えられる
- 周囲の状況を冷静に受け取れる
視野が広がったというより、
視野を狭めなくなった感覚に近いかもしれません。
操作が「作業」じゃなくなった
余裕がないときの操作って、
どこか義務的なんですよね。
- ブレーキは「しなきゃいけないから」
- アクセルは「開けるタイミングだから」
でも余裕が戻ってくると、
- 今はここで止めたい
- 今はここで前に進めたい
操作にちゃんと“意図”が乗るようになる。
すると不思議なもので、
操作そのものが自然になっていきます。
速さはその結果でしかなくて、
目的じゃない。
ミスしても、崩れなくなった
これは大きな変化でした。
以前は、
ひとつミスをすると、その後が全部ダメになる。
「あ、やっちゃった」
→ 焦る
→ 操作が雑になる
→ さらに崩れる
完全に負のループです。
今はというと、
ミスをしても
「まぁ、今のは今の話」と切り替えられる。
余裕があると、
ミスを“事件”にしなくて済む。
これだけで、走りはかなり安定します。
速さを追いかけなくなった
意外かもしれませんが、
余裕が戻ったことで、速さへの執着が薄れました。
速く走ろうとしない
無理に攻めない
その代わり、
- 気持ちよく走れるか
- 操作が繋がっているか
- バイクと会話できているか
そこに意識が向くようになった。
余裕は、才能じゃなくて“状態”
ここでひとつはっきり言えるのは、
余裕は、性格でも才能でもなく
作れる状態だということ。
・考えすぎない
・急がない
・ひとつの操作に集中する
その積み重ねで、
少しずつ戻ってくるものなんだと思います。

