エンジン熱対策は、どんなに生地が分厚くても通気性があったら意味がない!
エンジン熱対策で、ジーンズや厚手のパンツ、レザーパッチ付きのパンツを試したけど効果ゼロ…。
そんな経験、ありませんか?
私もまさにそうで、いろんなパンツを試してきました。でも今は、一本のパンツで一年中快適に過ごせてます。
熱いバイクと熱すぎるバイク
すべてのバイクが熱対策必須ってわけじゃないんです。
私が学生の頃乗ってたGSX-R250Rは、熱いと感じたことはほとんどなし。
でも、VFR400R(NC30)はフレームが熱かった記憶があります。
そして、モンスターはエンジン周りの空間、股下全体が熱い!これは実際に乗ってみないとわからない熱さです。
聞いた話では、低温やけどになった人もいるとか…。
違いは、シリンダーとライダーの距離
例えば、CBR1000RR-Rのような直列4気筒や、CBR250RRの並列2気筒は、シリンダーが前側に傾いていて、ライダーからは比較的遠い位置。
こういうバイクは熱さがあまり気になりません。もちろん、夏の信号待ちでラジエターファンが回ったときは熱いですが。
鈴鹿のレッスンで借りるCB400SFも、特に熱いと思ったことはなし。
BMWの水平対向エンジンも同じく、熱で悩むことは少なそうです。
私が学生の頃乗ってたNC30はフレームが熱く、短パンで乗ったら火傷しそうでした。でもジーンズで十分熱対策できました。
フレームが熱くなる理由はV型エンジンのシリンダー位置。後ろのシリンダーを膝で挟む形なので、熱が伝わるのは当然です。
モンスターのL型エンジンは、後ろのシリンダーが股下ギリギリの位置で、しかもエンジンと足の間に遮るものなし。熱さを直に感じます。
熱の伝わり方は2種類
バイクの熱は、主に2つの経路で伝わります。
- エンジン周りの空気が熱くなり、その熱気がライダーの足元に流れてくるパターン
- エンジンの熱がフレームや部品に伝わり、それに触れて熱いと感じるパターン
2種類の熱対策
1つ目は、熱が足に伝わらないようにする対策。
厚手の生地のパンツ、ジーンズやレザーパンツで十分です。
通気性のある生地の内股部分にレザーを貼ったパンツも便利。エンジン熱は内股のレザーでブロック、外側は走行風が抜けるので蒸れません。
2つ目は、熱気が足元を通らないようにする対策。
厚手で通気性のないパンツ、つまりレザーパンツが有効です。
厚手ジーンズは空気が抜けるので、熱気は防げません。夏は火焙り状態でニーグリップもできません(笑)。
でもレザーパンツはお散歩や観光ではちょっと抵抗ありますよね。
おすすめは
私のおすすめは、クシタニ エクスプローラージーンズです。
決してクシタニのまわし者ではありません(笑)。
モンスターを手に入れた当初、熱とシートの滑りに悩んでいましたが、このジーンズなら両方解決できると考えました。
値段は高めですが、これ一本で解決しました。これに出会わなければ、今頃モンスターはなかったかも…。絶対CBに乗り換えてました(笑)。
夏はクールタイプのアンダーウェアを下に着用。通気性はないですが、意外と快適。
寒い時期はウォームタイプのアンダーウェアでOK。スキー用インナー程度で十分です。
まとめ
- フレームなど金属部品からの熱 → 厚手パンツか、内股にレザーパッチ付きパンツで対策
- 熱気 → 通気性のないレザーパンツが効果的
エンジン熱に悩んでる方、パンツ選び次第で快適さが全然違いますよ!



