※このページは、私自身がストロボ撮影で迷ったり失敗したりしながら掴んできたことをまとめたメモです。まだ試行錯誤の途中ですが、「その場で何を考えてどう決めたか」を忘れないため、また同じことで悩む人のヒントになればと思い整理しています。
TTLとマニュアルの使い分け
TTLとは?
シャッターを切る直前にストロボが試し発光し、カメラが自動で光量を決める仕組み。
向いている場面
- 光がコロコロ変わる(屋外・逆光)
- 撮り直しができない(結婚式)
弱点
- 毎回光量が変わる
- 狙った「一定の光」を作りにくい
マニュアルとは?
ストロボの光量を自分で数値指定する方式。
向いている場面
- 光が安定している
- 同じ条件で撮り続けたい(ポートレート)
メリット
- 写真の再現性が高い
- 光の意図が明確になる
ストロボ出力の数値の意味(1/1、1/2、1/4…)
これは「最大光量を1としたときの割合」。
- 1/1:最大出力
- 1/2:半分
- 1/4:さらに半分
- 1/8:また半分…
※1段下げる=光量を半分にする、という意味。
迷ったときの基本スタート位置
まずはここから
- 出力:1/8
- 被写体との距離:1.5〜2m
ここを基準に、
- 明るい → 1/16
- 暗い → 1/4
と調整する。
HSSとは?(忘れやすい私向け)
HSS(ハイスピードシンクロ)は、 シャッタースピードを速くしてもストロボが使える機能。
- 通常:1/200秒くらいが限界
- HSS:1/1000秒、1/4000秒でもOK
代償
- ストロボの光量が大きく落ちる
→ 基本は使わない。どうしても背景を暗くしたい時の非常手段。
NDフィルターとストロボの関係
NDフィルターは「光を減らすサングラス」。
目的
- 日中でも絞りを開けたい
- HSSを使わず、通常発光で済ませたい
考え方
- NDで環境光を落とす
- ストロボで人物を整える
窓光 × ストロボの比率
※窓光とは、室内に入ってきた自然光(窓からの光)のこと。
窓光だけで撮った写真を基準にして、ストロボは「影が少し軽くなる程度」まで足す。
- 窓光が主役
- ストロボは影の補正
「ストロボを当てている」ではなく 「影がきれいになった」に見えればOK。
グリッド(ストロボ用ハニカムグリッド)を使うか迷ったら
使う基準はシンプル。
- 背景に光を回したくない → 使う
- 人物だけを整えたい → 使う
迷ったら付けて、強すぎたら外す。
日中逆光での顔作り
手順
- 背景基準で露出を決める
- 顔が暗ければストロボを足す
目安
- 出力:1/16〜1/8
- 当てすぎない(影は残す)
古建築で天井が使えないとき
逃げ道は3つ。
- 壁バウンス
- 弱い直当て
- グリッド付き直当て
「自然さ」より「破綻しない」を優先。
ストロボ臭を消すチェック
- 影がゼロになっていないか
- 背景が不自然に明るくなっていないか
- 光の向きが窓・太陽と合っているか
これを全部クリアしたら成功。
まとめ
ストロボは主役ではなく、 写真を成立させるための裏方。
存在感が消えたとき、 写真は一番きれいに見える。