2025年10月11日(土)
「3rd中級テクニカルライドコース」に参加してきました。
3rdをたまに受講するのには理由があります。
今は部署異動でインストラクターではないのですが、以前言われたんです。
「2ndに慣れて、体を使わなくても走れるようになってきてるから、
3rdで体の使い方を思い出してください!」
……それを、アホみたいに実行しているわけです。
今回も天気予報は雨。
「今日こそ雨のレッスン!」と思うかと思いきや、
雨予報でもほとんど降らないんですよね。
しかし、たまに参加する「3rd中級テクニカルライドコース」は、やっぱり緊張します。
今日は、ひとつだけ決めていることがあります。
「1速ギヤで走ろうとしない!」
体の使い方を思い出すために来ているので、苦労する1速は封印です。
小さいターンも2速ギヤで行きます!

オリエンテーション
今回の参加者は19人。
このクラスは開催数が少ないので、参加人数は多めです。
インストラクターはベテランさんと、いつもレッスン担当じゃなくてもコソッとアドバイスしてくれる方。
半分くらいは見たことある方で、話せる方も数名。
メンバー的には安心です。
インストラクター:「最近おもしろい話ない?」
面白い話はなかったので、オリエンテーションはすぐに終了です。
レッスン構成
ウォーミングアップ
霧のような微妙な雨が降っていますが、カッパまでは必要なさそう。
CB400SFを出して、今回は後ろの方に並びます。
ここは強者ばかりですからね。
ウォーミングアップ走行
路面はウェットですが、まあまあ速い速度で走り出します。
走りながらブレーキをチェック。
今回もブレーキは問題なさそうです。
S字コース
車両チェックを終えたら、S字コースでさらにアップを続けます。
2ndより速めのスピードでスタート。
いつものように3速ギヤで走ります。
ウェット路面ですが、自分的にはなかなかいいウォーミングアップ。
S字後の戻り道では、コーススラロームの狭いパイロンの間をクネクネ。
ここは2速ギヤを使いました。
結構小さいターンですが、気づけば走れるようになっています。
ブレーキング
うん……全く思い出せません。
やったっけ……?
ターン
3rdは常時受講しているわけではないので、ターン練習の進め方は少し未知です。
1stや2ndのように1本だけ回る簡単なターンはあまりやらないみたい。
今回は、超大きいオフセットスラローム。
奥のパイロンを回って、加速!
シフトアップ、シフトダウンを行い、スタート地点近くのパイロンを折り返し
また奥のパイロンへ。
左・右・左コースと、右・左・右コースの2個所があります。
まずは、左、右、左のコースから
シフトダ操作も指示されたので、直線は3速、ターンは2速で走ります。
予想通り、雨で体がビビってガチガチ。
今日、降るんかい!
体を内側に持っていけず、ターンも小さくならない……。
つぎは、右、左、右
気を取り直してコースチェンジ。
最初の右ターンのアプローチで、ブレーキがズルズル~。
完全に体が固まりました。
前にいた常連さんを参考に追ってみると、同じくズルズル~。
えっ!今日はそんな日なの?
次の左ターンはなぜかスムーズに回れ、続く右ターンも安定。
最初の右ターンだけ……なぜ?
シフト操作をやめ、2速で引っ張ってそのままアプローチ。
おっ、回れる!
シフト操作に気を取られすぎていたみたいです。
昼休み前までに何とか修正できました。
結局、雨で体が固まっていたんですね。

パイロンスラローム
昼休み明け。さっきの感覚は残っているかな?
まあ、だいたいお昼休み明けはリセットされるんですけどね……。
3rdはパート練習が多めです。
- 直線パイロンスラローム:2か所
- 狭いオフセット:1か所
- 超狭いオフセット:1か所
- 狭い8の字:2か所
超狭いオフセットは、今まで完走したことなし。
途中で破綻してしまいます。
余裕があったら、挑戦してみようかな。
狭いオフセット
——と言っても、3rdでは標準仕様。
狭いオフセットは3rdでは標準仕様。
今日は重点的に走り込みます!
ターン後半が厳しい……。
インストラクター:「もっと手前から次のターンを仕掛けるといい」
忘れてました、まさにその通り。
繰り返し練習すると、体もようやくほぐれ、
ブレーキもターンに飛び込んでから掛けられる。
この感覚!真っ直ぐ行って、奥でクルリ!
超狭いオフセット
チャレンジ!
危ういけど、破綻寸前でなんとか通過。
初めて通過できました。
狭い8の字
ついでに8の字も。
なんとか走れるけど、まだ修行が足りません。
コーススラローム
さぁ、3rdのコーススラローム。
思った通り、気持ちよくありません(笑)。
S字コースにパイロンが追加され、もうクネクネ。
通過できないのは、S字後の狭いUターンと、
その先の狭いクネクネ。
後半も狭い区間がありますが、まずは下見走行。
邪魔しないよう、ほぼ一番後ろからスタート。
S字後の狭いUターンはギリアウト!
小さいターンはムズい……。
次のクネクネと後半の狭い区間は、なんとか通過。
少しは成長してる……!?
ベテランインストラクタ―さんのアドバイス
「単一のターンはキレイに回れているけど、
連続で素早い切り返しになると後半が辛くなっている。
ターンの侵入で素早くバイクを倒せると、いいんじゃないかな」
一つのターンなら問題ないですが、
素早く切り返す場面では、パッ!パッ!とターンのキッカケを作らないと、バイクを倒せないそうです。
サポートインストラクターさんのアドバイス
これは、深いアドバイスと捉えました!
いつものように追っかけしてもらった後です。
バイクを横に止めて、アドバイスが入るのですが、
今日は具体的な指示はなく、
「疲れてきましたね~。私もヘトヘトですよ。
力を抜いて一緒に走りましょうか。ついてきてください。」
私も言われるまま、力を抜いてついていきます。
そこで気づきました!
めっちゃハンドルを押さえてた。
特にターン後半がよく回る。
「力入れずに走ると、タイヤの接地感やバイクの動きを感じやすいですよね。」
これは、かなり深いアドバイスと受け止めました。
いや確かに、無駄な力を極力かけない。
これは、非常に大事だなと感じました。
まとめ
今回は、深いところで収穫があったように感じています。
活字にするのが難しいんですが、
バイクの動きをライダー自身がかなり邪魔しているんだな、と。
上手い人のライディングを見ていると、
しなやかに乗っているんですよね。
決して迫力のある乗り方ではないんですが、
速いんです。
インストラクターさんも、そうですよね。
目指すところは、そこなんでしょうね。
あ、次回もここを意識して走ろう。


