HMSで学んだ“ターンのためのブレーキ”──速くて安全なコーナリングのコツ

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ターンに対する考え方が変わってきた

最近、ターンに対する考え方がけっこう変わってきたなぁと思うんです。

前は「スローイン・ファーストアウト」とか「アウト・イン・アウト」っていう言葉を、
“深く倒して長く回るほど速い”っていうイメージでとらえてました。

でも、それがそもそも勘違いだったんですよね。

バイクを立てて走る時間を長くすることが“速さ”につながる

ライディングスクール(HMS)で習った内容を思い返すと、
本当は“バイクが傾いている時間をできるだけ短くして、立ってからアクセルを開ける”のが正解。
これが、速くて安全な走り方なんです。

でも当時の自分は、インストラクターの走りを見て「めっちゃ深く倒してるじゃん!」って思ってました。

実際は、素早く倒して、すぐ起こしてるだけなんですよね。
その一瞬の動きがキレイだから、長く寝かせてるように見えてただけ。
いや〜、今思うと完全に見た目にだまされてました。

「ターン時間を短くする」とアクセルを開ける時間が増える

「ターンする時間を少なくしたらアクセルを開ける時間が増えた!? – レッスン56」っていうレッスンでようやく理解できました。

小さくコンパクトに素早く向きを変えると、バイクが立ってる時間が長くなる。
立ってる状態ならトラクションも安定してるし、アクセルも安心して開けられる。
つまり、安全に速く走れるんです。

最近のレッスンでは、「S字コースはSじゃなくてNのイメージで!」なんて言われたりして、
やっとその意味がわかるようになりました。

「ターンと同時にブレーキ!」の本当の意味

最初の頃は「パイロンの裏までブレーキ残して!」とか言われてたのが、
今では「ターンと同時にブレーキ!」ってアドバイスに変わってきた。
きっと、自分の成長に合わせて教え方も変わってきたんだと思います。

ターンを“いかに短くまとめるか”を意識するようになって、
ようやく“速さ”と“安全”が同じ方向にあることが実感できるようになりました。

傾けながらのブレーキ=「ターンのためのブレーキ」

「ターンと同時にブレーキ!」って、これ、経験が浅い人が聞くとめちゃくちゃ危ない話に聞こえますよね。
だって教習所じゃ「傾けた状態でブレーキはNG!」って叩き込まれますから。

でもこのアドバイスが出るってことは、“ターンのためのブレーキ”ができるようになってるってことなんだと思います。
つまり、「怖いから減速」じゃなくて、「曲がるためにブレーキを使う」段階。

ターンとターンの間が短くて、スピードもそれほど出ていないコースだと、
手前でしっかり減速してからターンに入るより、
そのままスムーズにターンへ入って、傾けながらブレーキで旋回力を引き出しつつ減速するほうが効率がいい。

やっとこの「ブレーキを使って曲がる」領域に、一歩踏み入れられた気がします。

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