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視線の使い方でバイク操作が変わる

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バイクレッスンも4年目に突入しました。

50歳を過ぎても成長中と実感しています。

まだまだ人に教えるほどの技術はありませんが、
これまでの経験や気づきを少しずつ書き留めていこうと思います。

何度かに分けて、連載形式でお届けできればと考えています。

第1回「ウォーミングアップの重要性
第2回「ニーグリップの意識
第3回「視線の使い方でバイク操作が変わる」

バイクに乗るとき、視線の使い方をどれだけ意識していますか?

「バイクは向いた方向に進む」とよく言われますが、この言葉には深い意味があります。

視線がライディングに与える影響は大きく、
正しい視線の使い方ができれば、よりスムーズで安定した走行が可能です。

第3回目の記事では、視線の重要性とその使い方について深掘りしたいと思います。

視線が体とバイクを誘導する理由

視線は単なる「見る」という行為だけに留まらず、
体全体の動きを誘導する重要な役割を果たします。

例えば、コーナリングの際、目線を単に目玉だけで送るのではなく、
顔全体を曲がりたい方向に向けることが重要です。

顔を動かすことで、自然と肩や上半身もその方向に引っ張られ、
結果的に体全体が曲がりたい方向へ動きます。

この一連の動きにより、体がバイクに適切な指示を送り、
バイク自体もその方向へ傾いていきます。

単に視線を送るだけではなく、顔と体全体を使って進行方向に向けることで、
よりスムーズで遅れのない操作が可能になります。

これにより、バイクの動きに先行して自分の体が反応でき、
コーナリングの際に「後手に回る」ことなく、余裕を持った操作ができるのです。

この一貫した動作により、理想的なコーナリング姿勢が取れるだけでなく、
バイクが自分の意図に遅れることなく従い、操作がよりスムーズになります。

遠くを見ることの重要性

遠くを見据えて走ることの大切さは、バイク操作に限らず、他の作業にも通じます。

例えば田植えの経験から学んだことですが、手前のマーカーばかりを見ていると、
稲をまっすぐ植えることができません。

しかし、遠くの目標を見据えて進むと、自然とまっすぐなラインが引けます。

これはバイクの操作でも同じで、近くばかりを見てしまうと、
直前の状況に遅れて反応することになり、結果的に不安定な走行につながります。

視線を遠くに置くことで、道の先に何があるのかを予測し、
余裕を持って反応することができます。

こうすることで、体の動きも自然とスムーズになり、バイクの安定感が増します。

手前ばかりを見ることで失われる安定感

手前ばかりを見てしまうと、目の前の情報に過敏に反応してしまいがちです。

視線が近すぎると、必要以上に操作が増え、
バイクの操作がぎこちなくなり、不安定になります。

手前の小さな変化に対して過剰に反応することで、
ライディングが乱れ、余裕のない操作に陥りやすくなります。

理想的なライディングのためには、視線をできるだけ遠くに置き、
全体の状況を把握することが重要です。

遠くの状況を先に捉えることで、余裕を持った動作が可能になり、
安定した走行につながります。

いまだに時々指摘されることがあるのですが、
ブレーキをかける際、停止位置を見てしまうんです。

そう、手前を見てしまうんですね。
この状態だと、たいてい止まるときにバイクがフラフラしてしまいます。

まとめ

視線の使い方は、バイク操作において非常に重要な要素です。

遠くを見ることで余裕を持った操作が可能になり、
視線を使って体を誘導することで、
理想的なライディングフォームに近づくことができます。

次にバイクに乗る際は、ぜひ視線を意識してみてください。

直近のカーブや障害物に囚われず、できるだけ遠くの目標に視線を送りましょう。

そして、その視線に体を連動させて、
自然な動きでバイクを操作する感覚を掴んでみてください。

この視線と体の連携を意識することで、
走行がよりスムーズになり、安定感が増すことを実感できるでしょう。

ちなみに、バイクに乗っている方を見ていると、
かっこいいなと思う要因の一つは顔向きです。

先に目線を送っている姿を見ると、余裕を感じるんです。


第1回「ウォーミングアップの重要性
第2回「ニーグリップの意識
第3回「視線の使い方でバイク操作が変わる

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