田んぼの草刈りと溝掘り作業|雑草対策とカメムシの話【6月22日・作業記録】

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6月22日(日)作業記録:草刈りと溝掘り、そしてカメムシ先生の話

今日は田んぼの草刈りをしました。

近所の方から「6月前半にやっといた方がいいよ」と言われていたんですが、平日は会社員、作業は土日限定。さらに天気にも恵まれず、ついにこの日になってしまいました。

田んぼの雑草はヒザ下くらい…と思いきや、場所によっては腰の高さ。完全に手遅れ寸前の状態。朝7時から、義弟と2人で刈払機を2台フル稼働させて、約3時間かけて草を刈りました。

溝切り作業は総監督の出番

草刈りの後は、義弟と義父(総監督)による切り。これは力仕事なので、私は今回は見学係(笑)。

総監督の指示通りに溝を掘っていくのですが、「なぜそこに?」という疑問が残るばかり。
聞いてもニヤッと笑って教えてくれません。

そんな時、通称“田んぼの先生”と呼ばれる近所のベテランが様子を見に来てくれました。

カメムシと草刈りのタイミングの関係

「カメムシは、稲の穂を食べるんや」

という唐突な話からスタート。どうやらカメムシは穂などの実を主食にしており、エサがないと10日で死ぬそうです。

この田んぼに植えた稲は、5月前半に田植えをしたので、穂が出そろうのは8月前半。その10日前、つまり7月中旬ごろに再度、田んぼの土手の草刈りをして、雑草の実をなくしておくと、カメムシが稲を狙うリスクを減らせる、というアドバイスでした。

また、稲刈り前にも草刈りをもう一度しておくと、作業効率がアップするとのこと。これはメモ必須。

台風対策には「水を張る」?

さらに、台風対策としては「田んぼに水を入れておく」のも有効だそうです。水に沈めておくことで、風の影響を和らげる狙いとのこと。なるほど、経験者ならではの知恵。

なぜ溝切りするのか、ようやく理解

気になっていた「溝切りの理由」についても、田んぼ先生に聞いてみました。

この田んぼ、場所によっては水はけが悪く、雨が続くとぬかるみができやすいそうです。そこで、排水口に向かって溝を掘ることで、水の抜けがよくなり、稲刈り時にコンバインが埋まりにくくなるとのこと。

田んぼの先生は、去年は自分の田んぼの溝切りをせずに作業して、コンバインを埋めてしまった苦い経験もあったそうです。

ちなみに、今年は溝を4本掘りましたが、来年は稲刈り時の様子を見ながら、柔らかい場所が多ければ5本に増やす、という調整もありとのこと。経験を重ねて田んぼが少しずつ進化していくのが、なんとも面白いですね。

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