久しぶりに乗ると、クラッチがシビアになる理由
「しばらくバイクに乗らないで、久々にエンジンをかけたらクラッチのつながりがぎこちない…」
そんな経験はありませんか?
特に湿式クラッチのバイクでは、
しばらく放置するとクラッチのフィーリングが変わることがあります。
これは、クラッチプレートに付着していたオイルが流れ落ちることが原因の一つです。
湿式クラッチの仕組み
湿式クラッチは、エンジンオイルがクラッチプレートを潤滑することでスムーズなつながりを得てまいす。
しかし、バイクを長期間動かさないと…
- クラッチプレートのオイルが落ちる
- 次に乗るときに、クラッチの滑りが少なくなる(ダイレクトにつながりやすくなる)
- その結果、ギクシャクした発進やジャダー(振動)が発生
この状態でいきなり走り出すと、発進がスムーズにできず、
思わぬエンストやギクシャクの原因になります。
乗る前に試したい「オイル回し」の簡単な方法
「エンジンをかけてアイドリングしておけばOK?」
実はアイドリングだけでは、十分にオイルが回らないことが多いです。
そこで、次の方法をやってます。
乗車前の準備(エンジン始動後)
- エンジンをかけたら、すぐに走り出さない(あたりまえか)
- 3,000〜4,000rpm程度で軽く空ぶかしを2〜3回
クラッチを数回握る&離す(クラッチ内部の動きをスムーズに)
これを行うことで、クラッチ部分にオイルが行き、
発進時のギクシャクを軽減できます。
クリアクラッチカバーにカスタムしたバイクって、YouTubeとかで見かけたことありませんか?
アイドリング中はカバーの中にオイルが見えないのに、
空ぶかしすると、オイルがふわっと回って垂れてくる――あの感じ、分かりますよね。
実際に走り出すときの注意点
準備ができたら、実際に走り出しますが、最初は次のポイントを意識してます。
- 突然つながる!と覚悟しながら、ゆっくり発進
- 最初の数百メートルは、低回転&低負荷で走る
たったこれだけで、クラッチの違和感は自然に消えていきます。
まとめ:久しぶりのバイク、最初の数分が快適さを決める!
「久々のバイク、最初の発進がギクシャクする…」
そんなときは、
エンジン始動後に、オイルを回す動作を行う
走り出しは、低回転&低負荷でゆっくり
このちょっとした対策をするだけで、スムーズな発進&快適なライディングができます!
久しぶりのバイクライフを、ぜひ楽しんでください!